発達障害って…

我が家の子供達4人(ADD・ASD/ADHD・定型・LD)成長記録

環境の変化の時の息子 中学入学前

今年中学に入学して、1学期が終わった。

発達障害の子は環境の変化に弱い。なれるまでに時間がかかる。双子ともども地域の中学に進学したが、最近は私立の中学の方が、特徴のある子には手厚いらしい。なので、息子も一時期中学受験をと塾に通っていたが、彼にとっての親友(←決して親友君が息子のことを親友と思っていてくれているわけではない…💦)と一緒の中学に行きたいとのことで、受験を断固拒否した。でも、それが彼の望みなら仕方がない。

双子の片割れの次女は、やっと別々の学校に行けると期待していたのにと肩を落とした。

学校で卒業式の練習がはじまったあたりから、思えば心がざわついていたのだろう。ちょっと注意したり、兄弟げんかでも家を飛び出したり、2回ほどどうしようもなく、警察に探してもらったりした。そして今年の2月には、ちょっとしたことで末娘をボコボコに殴ってしまった。

そういった衝動性を抑えるために、児相にも通っており、薬も飲んでいたたのだが、いったんキレると何も考えられなくなり、止まらない。

ちょうど私がお風呂に入っていた時、末娘が口から血を流し、目元も切れて、青あざもあるような状態で、声にならない程しゃくりあげてお風呂場に来た。私がびっくりし、すぐにお風呂から出て、事情聴取。

ソファで寝ていた末娘に、ハーフケットを掛けてやったが、自分も半分入りたくなって、冷たい足をつっこんだら、寝ぼけて、嫌がった娘の膝が彼の鼻にあたってしまったらしい。それにキレて自分のコントロールがつかなくなったらしい。

すぐには状況説明もできず、ひたすら自分は悪くないと主張。自分の鼻に膝が当たって痛かったから、殴ったと。アスペルガー傾向の強い、彼の言語能力、語彙力は自分を正当化するためにはひときわ素晴らしい✨なんてほめてる場合でもなく、とりあえず落ち着かせないと、話にならない。僕が悪いというならもう出ていく、なんで自分ばかりが怒られなきゃいけないんだと、超興奮💦でも、ダメなものはダメだし、この状況で、小学6年生が小学3年生の女子をどんな理由であれ、切り傷や出血、あざを作るまで殴るのはいけないことを根気よく話す。出ていく一点張りであったが、出て行ってもいいが、どこに行っても、自分のやったことが正当化されるわけではないよと。こちら側はあおる息子に乗せられることなく、淡々と落ち着いて話す。

1時間弱かかって、ようやく自分のやったことが悪いことだと認識し、末娘に謝ることができた。落ち着きさえすれば、いいんだけどね。そこまでが大変…💦

この場面では、反省の色を見せたものの、半月後、児相での話し合いの時には、また自分は悪くないと主張した。あぁ~また1から説明。本当に諦めたらおしまいだから、もう、何度でも説明して、一瞬でも納得させないと。毎日それの繰り返し。

そんなこんなが入学前にあり、いったい入学後はどうなることやら…。

毎年の恒例行事、新学期前の学校挨拶。彼の取説かつ注意事項説明、精神安定への糸口、方法を話し、なるべくトラブルなきよう配慮していただきたく、ご挨拶。今年は特に精神的に落ち着きがないので、内服薬も増やしていること、少しの刺激でも着火剤になってしまう可能性があると伝えた。このころすでに兄弟げんかで、家では包丁を振り回したことがあった。もちろんその後落ち着けば、悪いことをしたとの振り返りや反省もできるのだが、その瞬間はコントロ-ル不能。そして時間が経つとまた忘れて同じ行為をしてしまう。自分の怒りを自分としても、どうしようもなく家を飛び出して帰ってこない。

ただでさえ新学年は落ち着かないわが子たち。末娘も通級の補助教員がいなくなり、対応について小学校と話し合い、長女は受験生だし、次女は定型女子ならではの女子トラブル(集団無視)。もう勘弁してって時に、さらに私の職場異動辞令。子供たちは何ともならないから、私は職場に懇願した。→私の異動辞令へ